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【2021セリーグMVP】華々しい成績の裏に…村上宗隆選手の今シーズンを振り返る

おめでとうございますっ!!!

22歳にしてセ・リーグMVP!

何という快挙でしょうか!

2年目の新人王、3年目の最高出塁率

そして、4年目には本塁打王とMVP !

まさにスワローズの柱ですね!

今回は毎年ファンを楽しませてくれる村上選手の2021シーズンを振り返ってみたいと思います。

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『華々しい成績の裏に…』

今年の村上選手を見ていて本当に苦しそうだなと感じていました。

この成績で何が苦しいのか?

そんな声が聞こえてきそうですが、スワローズファンならお分かりでしょう。

村上選手はことあるごとにチームの勝利が最優先とする発言をしてきました。

今シーズンの初めには「優勝チームの4番になりたい」と語っています。

ベンチでは最前列で声を出し、バットでチームを引っ張る。

守備中も何度もマウンドまで行き、苦しむ投手に声を掛けていました。

そこまで勝つために行動している村上選手の苦しさと言えば、、、

”チャンスで打てないこと!”

これにつきます。

他球団のファンの方は、「いやいや打ってるでしょ!」というかもしれません。

でも今年の得点圏打率は去年に比べてかなり下がっているんです。

今年の得点圏打率は.310です。

普通の選手なら充分すごい数字ですが村上選手としては悔しい数字となっているはずです。

それもそのはず、去年の得点圏打率は.352なのです。

この差はかなり大きいはずです。

今シーズン大きなスランプはなかったにしても、ところどころ調子を落としていた時期がありました。

相手チームの研究からかなり対策されているのでしょう。

打率も得点圏打率も去年より下がってしまいましたしね。

とてつもない重圧の中、チャンスでの凡打が続くのです。

この辛さは誰もが分かるわけではありません。

チームの中心として大きなものを背負って戦った経験のある人にしか分からない何とも言い表せない自分への怒りが湧いてくるのです。

それをグッと堪える村上選手の表情が今シーズンいちばん印象に残っています。

自分のことしか考えていない選手であれば、その怒りを表に出してしまうでしょう。

村上選手は何度も何度もチャンスで凡退し、その都度自分への怒りを抑え、チームの勝利のために行動していたのです。

プロ野球選手でも凡退してベンチに戻るとヘルメットを投げつけるような行為をする人が度々見られます。

そのような選手とは次元が違う村上選手なのです。

そんな凡人なら潰れてしまうような環境の中でMVPを取るような活躍ができたのは、村上選手個人の力だけではありません。

いろんな力が村上選手を強くするのです。

例えば青木選手や山田選手の存在です。

この2人がいなければ今の村上選手はないかもしれませんね。

青木選手は誰もが認めるレジェンドです。

村上選手のシーズン中のインタビューでも何度も青木選手の名前が出てきました。

それだけ影響を与えているということになります。

山田選手は村上選手が自由に動けるように影から見守ってくれている感じがあります。

実績も経験も豊富な山田選手と内容の濃いコミュニケーションを取れることが村上選手の精神的な部分をどれだけ支えていたか…

さらに山田選手は昨年、一昨年と調子を落としており、重圧に負けず野球に向き合う姿を村上選手の目の前で見せています。

この経験は今年の村上選手に大きく影響を与えたのだと感じます。

青木選手、山田選手以外にも村上選手に良い影響を与えたものがあります。

それはチームの雰囲気です。

これは去年シーズンから感じ始めていたのですが、若手を中心にチームの雰囲気が異常なほどに良い感じなのです。

単に仲がいいというわけではなく、お互いをライバルと認め高め合う様子がファンにも伝わってきます。

ここにベテランがうまく加わればいいチームになるのは明らかで、そんなチームだったからこそチャンスでの凡退が続いた村上選手も大崩れせずシーズンを乗り切れたのだと思います。

本当にお疲れ様でした。

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バッティングの技術的な部分では去年と今年では取り組んでいるテーマが違うように思えたので「去年のような村上選手を見たい!」とシーズン序盤に感じたファンの方も多いと思います。

でも、これは更なる成長のためですので大成功だったのではないでしょうか!

一年を通して課題を持ち打席に立つ村上選手に、そして、村上選手に課題を与え続ける指導者陣にも頭が下がります。

来年はどんなことに取り組むんでしょう?

今から楽しみです!

守備面についてはシーズン通してサードを守り、安定感が増してきました。

失策の数はまだまだ多いですが、ど〜んと構えて自信満々に守ってほしいです。

三塁手1年目としては上出来な気もします。

ショートの元山選手と若手同士張り合っていれば自然と上手くなってくれるんじゃないでしょうか!

なにはともあれ、最終的に日本一になり、MVPも獲得した村上選手。

四球も100を超え、相手チームからの脅威度が数値に表れています。

どんな成績を残したとしても満足しないであろう村上選手。

「理想は打率10割、全打席ホームラン!」

MVP受賞後のインタビューでの言葉です。

学生時代は私も同じ理想を持って野球に取り組んでいたのを思い出しました。

この言葉でますます村上選手のファンになっちゃいましたね!

今シーズンの経験が村上選手をさらに大きく飛躍させてくれることを願ってこの記事を締めたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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