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【保護猫カフェ】この猫たちは何を思う?

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大中小、黒白茶、さまざまな保護猫たちがのんびり過ごす保護猫カフェの一室。

壁には階段上に天井まで続く足場。

天井には猫一匹分程度であろう梁が渡されている。

フロアには高さのある遊具や段ボールでできたトンネル、そして猫ちゃんのベッドと来客用のソファ。

室内はキレイに掃除が行き届いていて猫好きにはたまらない空間となっている。

この保護猫カフェには自由気ままに過ごす猫ちゃんと触れ合うために多くの客がやってくる。

子連れの家族や若いカップル、さらには老夫婦まで。

猫を追い回す子供の傍らでのんびりと読書して過ごすご老人がいたりする。

また新たな客が入ってきた。

20匹程度いる猫の内3〜4匹が新たな客に向かって走っていく。

自分の手から逃げられた子供は悲しそうな表情をする。

やってこられた客は嬉しそう。

「え?私って猫に好かれやすい?」

そんな勘違いすら起こさせる。

そう、それは勘違いなの。

猫ちゃんは知ってるの。

新たに入ってきた客は“おやつ”を持っていることを。

賢い猫たちだ笑笑

さっきから同じ光景を何度も見てる。

30分ほど前には自分がその光景の一部であったのだから。

おやつがなくなればまたまた自由気ままにお散歩を始める。

猫大好きとまではいかない私はやってこなければそれでいい。

猫ちゃんを眺めて過ごす。

どうして猫といる時間はこんなにものんびりあっという間に過ぎていくのだろう…

気が付けばすでに1時間が経とうとしている。

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ふと部屋の中央に目をやる。

猫用のタワー型の遊具が設置されている。

そういえばさっきから1匹で遊ぶ猫ちゃんがいる。

人が近づくと距離を取っている。

猫じゃらしは自分で加えて遊んでる。

真っ白な毛並みにグレーのマダラ模様の子猫ちゃん。

赤ちゃんではないが大人でもない感じのとてもかわいいサイズの子猫ちゃん。

客とも他の猫とも関わらないで1匹で遊んでは飽きての繰り返し。

『この子は何を考えているのだろう…』

『この子の幸せとは何なのだろう…』

殺処分手前で運良く保護猫カフェにもらわれてきたここの猫ちゃんたち。

撫でられたくないのに撫でられて、遊ぶ気分じゃないのに猫じゃらしで強制してくる。

この子達の幸せはどこにあるのだろうか…

早く飼い主が決まって欲しい。

幸せに暮らせる飼い主の元に行って欲しい。

本来ならすでにこの世にはない命。

保護猫カフェの経営者の方には本当に頭が下がる。

わずかな可能性にかけて命を繋ぎ止めてくれている。

だから今日あの子たちに会えたのだ。

同伴した友人が保護犬猫関係の仕事に興味を持っていた。

ぜひ、将来保護犬猫カフェを経営して無駄に消えていく多くの犬猫ちゃんの命を繋ぎ止めて欲しいと思う。

私にできることといえば保護猫カフェに何度も行くことで猫ちゃんたちの環境を少しでも良くすることに貢献することくらいしかない。

でもいつか1匹引き取りたい。

できれば犬も猫も。

今日は友人の付き添いで立ち寄った保護猫カフェで思わぬ形で命について考えさせられた。

たまにはこんな休日もいいものだ。

多くの人に足を運んでもらいたい。

浜松市の暖猫さん。

室内もキレイでスタッフの方も丁寧で優しかった。

スタッフの方の笑顔も最高だった。

こんな保護猫カフェが増えていけばいいな♪

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