好きこそものの上手なれ!
ご訪問ありがとうございます♪
『好き』という感情はなんと偉大なのだろう。
人に対して、ものに対して、勉強に対して、スポーツに対して、、、
好きになればいくら打ち込んでも苦にならない。
それ故、恋愛では暴走することも稀にある。
怖いものだ。
最近絵を描くことが好きな女性Rさんと出会った。
一見上手そうな絵だが癖がある。
なんだかバランスが悪いのだ。
目は上手い、髪の毛も上手い、でもバランスが悪いのだ。
特に身体のバランスはひどいものだった。
「絵を上手くなってお金を稼いでやる!」
そんな野心はさらさら持っていないこのRさん。
精神的に不安定で感情の波が激しい。
でも絵を描いていると落ち着いている。
2ヶ月ほど時間が経過し再会した。
暇があれば自前のiPadで絵を描いている。
ちょっとだけ覗いてみた。
「え?写したの?」
思わずそんな声が出た。
大人気のバレーボールアニメのキャラクターが描かれたiPadの画面。
写していなきゃ納得できない迫力。
「見て描いたんだよー」
とペンを進めながら答える。
いわゆる模写をしたのだ。
模写なんか誰でもできるよ!と言われそうだがそんなことはない。
以前は模写しても全然バランスが取れないイラストになっていたRさん。
いつの間にかバランスが取れるようになっていた。
本人は納得していない様子だったが驚きの成長ぶり。
不思議なものだ。
あれだけの模写ができるようになるよりパソコンで動画編集できるようになったり料理のレパートリーを増やしたりするほうがよっぽど簡単だ。
パソコンも料理もやらなきゃとは思っているそうだがまるでしんぽがない。
『好き』とは不思議なものだ。
そういえば私の回りには『好き』が理由で行動が変わった人が何人もいた。
その人たちに共通するのは、好きで始めたことの先に新たな出会いが待っていたということ。
ある人は信頼できる新たな友人ができ、またある人は身体が絞れて自分に自信が持てるようになった。
以前、高校野球の指導をしているときにも似たようなことがあった。
強くしようと厳しく指導にあたったチームと時間に余裕を持ち主体性を重視したチームでは選手の伸び具合が全然違っていた。
前者はノルマだから、後者は好きだから野球をやる雰囲気が出ていた。
好きな野球ができるからいろいろ考える。
考えれば練習したくなる。
でも練習時間は短い。
となると一人ひとり工夫するようになる。
当然成長具合に違いが出るはずなのだ。
Rさんにもこのような明るい変化が訪れるといいなと思う。
好きな絵を描き続けてほしい。
次にRさんの絵を見るのがとても楽しみだ。
どんな成長をしているのだろう。
色塗りが嫌いなRさんのことだから、きっと色塗りは上手くなってないんだろうな。
それはそれで線画を極めてほしいものだ。
没頭できる『好き』なことがある、それだけでうまやましい限りだ。
私にはどんな『好き』があるんだろう。
『好き』があれば成長できる!
まだまだ成長を続けるユキツーでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。